
パソコンやゲーム機でオンラインゲームをする際に、Wi-Fiは必須です。しかし「どのような回線を契約すればよいかわからない」「快適にゲームを楽しめる回線を知りたい」と考えている人もいるでしょう。
この記事では、ゲーム用のWi-Fiに必要な速度やWi-Fiの選び方、おすすめの回線を解説します。最適な環境でゲームを楽しみたい人はぜひ参考にしてください。
オンラインゲームに必要なWi-Fi回線のスペック
オンラインゲームに必要な回線のスペックは、以下の3点です。
Ping値 | ダウンロード速度 | アップロード速度 |
---|---|---|
15ms以下 | 100Mbps以上 | 30Mbps以上 |
それぞれの用語やスペックについて詳しく解説します。
Ping値:15ms以下
Ping値は、インターネットの応答速度を表す数値です。数値が低いほどラグや遅延がなく、安定した通信ができます。
オンラインゲームで使う回線であれば、Ping値は15ms以下が理想です。とくに、FPS(一人称視点のシューティングゲーム)やTPS(三人称視点のシューティングゲーム)など反応速度が重要なゲームをするなら、15ms以下の回線を契約しましょう。
FPSやTPSをしない場合は、Ping値が30ms以下のWi-Fiでも問題ありません。
ダウンロード速度:100Mbps以上
ダウンロード速度は、データの読み込みや受信の速度です。オンラインゲームではデータの読み込みが頻繁に行われるため、ダウンロード速度が高速なほど快適にプレイできます。
必要な速度は最低でも30Mbps、理想は100Mbpsです。とくにオープンワールドやFPS、TPSといったジャンルのゲームをよくする人は、データを読み込む機会が多いため、100Mbps以上を目安にしておくとよいでしょう。
アップロード速度:30Mbps以上
アップロード速度は、データの送信や投稿の速度です。通常、ゲームをプレイする際は大量のデータを送信する機会はそうありません。そのため、アップロード速度は10Mbps程度あれば十分です。
ただし、ゲーム中にチャットや生配信をしながらプレイする場合は、メッセージや映像の投稿をするため、十分なアップロード速度が必要です。アップロード速度は30Mbps程度あれば、メッセージや映像が途切れにくくなります。
ゲーム用Wi-Fiには光回線がおすすめな理由
ゲームを快適に楽しむなら、インターネット回線は光回線がおすすめです。光回線はホームルーターやポケット型Wi-Fiと比較して速度が早く、安定した通信が期待できます。光回線の魅力やメリットを解説します。
Ping値が低く遅延やラグが少ない
光回線は、Ping値が低く遅延やラグが少ないのが特徴です。ホームルーターやポケット型Wi-Fiは、家電や家の壁、扉などと電波が干渉しやすいです。しかし、光回線は光ファイバーでインターネットに接続するため、電波干渉を受けにくく回線が安定しています。
オンラインゲームにおいて、遅延やラグの発生は快適なプレイを妨げる致命的な現象です。リアルタイムで局面が変わるようなゲームをする人は、Ping値の低い回線が快適なプレイ環境のためには必須といえるでしょう。
速度が速く安定した通信ができる
光回線はホームルーターやポケット型Wi-Fiに比べて速度が速く、安定した通信ができます。光回線は光ファイバーを用いて通信するため、モバイル回線を使うホームルーターやポケット型Wi-Fiよりも速くデータや情報を伝達できるのです。
光回線の速度は最大1Gbpsが主流ですが、最大10Gbpsと超高速通信ができるプランを契約できるケースもあります。この速度を実現できるのは光回線のみで、ゲームをする際も快適なプレイが可能です。
ゲーム用Wi-Fiの選び方
ゲーム用Wi-Fiを選ぶ際は、以下の2点を重視してみましょう。
- 速度は十分か
- 外出先でもゲームをするか
ポイントをおさえて、快適なゲーム環境をつくりましょう。
速度は十分か
ゲーム用のWi-Fiにおいて、速度は重要なポイントです。前述の速度要件に達していない回線では、ラグや遅延が発生して満足にゲームを楽しめないでしょう。とくにFPSやTPSなど、一瞬で局面が変わるゲームでラグや遅延が発生すると、思うようにプレイできません。
光回線の速度は、実測値を測定できるサイトでおおよその目安を把握できます。それぞれの回線でどれくらいの速度が出ているのか比較しながら、十分な速さの光回線を選びましょう。
外出先でもゲームをするか
外出先でもゲームをするかどうかで、契約するWi-Fiは変わってきます。スマホやNintendo Switchは外出先でもプレイ可能です。外で頻繁にゲームをする場合は、ポケット型Wi-Fiのように持ち運びできるWi-Fiを選びましょう。
ただし、ポケット型Wi-Fiは光回線ほど速度が速く安定していません。スマホでゲームをする際は、場所によってはポケット型Wi-Fiよりもスマホの回線のほうがスムーズにプレイできる場合もあります。
自宅でゲームをすることが多い場合は、光回線を契約するとよいでしょう。
ゲーム用Wi-Fiが繋がらない際の対処法
Wi-Fiが繋がらない際は、以下の対策を試してみましょう。
- ルーターや端末を再起動する
- 2.4GHzではなく5GHzの回線に接続する
- 有線接続にしてみる
Wi-Fiがうまく繋がらないのは、端末や周波数などに問題がある可能性があります。いくつか試してみて、接続状況の改善を試みましょう。
ルーターや端末を再起動する
ルーターや端末を再起動すると、接続状況が改善することがあります。ルーターや端末は、動きが鈍くなる、発熱するなど一時的に調子が悪くなるケースがあります。
こうした異変は故障ではなく一時的な不具合の可能性もあるでしょう。もし途中でインターネット回線が途切れたり頻繁に遅延が発生したりするのであれば、一度端末を起動し直してみてください。
周波数帯を変更する
周波数帯の変更も、Wi-Fiが繋がらないときに効果的です。Wi-Fiには、以下の2つの周波数帯があります。
- 2.4GHz
- 5GHz
2.4GHzは速度が遅く電波の干渉も受けやすいですが、広範囲まで回線が届くのが特徴です。一方、5GHzは使える範囲が狭くなりますが、高速で通信でき電波の干渉を受けにくくなります。
ゲームをする際におすすめの周波数は5GHzです。もし2.4GHzを使っているのであれば、5GHzに切り替えると快適な速度でプレイできます。5GHzの調子がよくない場合は、一時的に2.4GHzに変えてみるとよいでしょう。
有線接続に切り替える
LANケーブルでルーターとゲーム機を直接つなぐ有線接続に切り替えると、通信が安定することがあります。
有線接続であれば、電波干渉の影響を受けにくく、無線接続時よりも高速で通信できます。有線接続する際は、ゲームのインターネット設定画面 で必要な設定をしたうえで使いましょう。
有線接続に必要なLANケーブルは、光回線契約時にルーターやONUといった機器と一緒に郵送されるケースが多いです。手元にない場合は、新規購入しましょう。
まとめ
ゲーム用のWi-Fiは、十分な速度が出るものを契約するのが大切です。Wi-Fiには複数の種類がありますが、回線の速度や安定性などを考慮すると、おすすめなのは光回線です。
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